中学野球のチーム選び【7月後編】|本命だったSボーイズ。体験してみて感じた違和感

7月のチーム選び。

最初にHボーイズの体験に参加した我が家が、次に体験したのは、当時ほぼ本命として考えていたチームでした。

我が家の本命、Sボーイズ

Sボーイズの基本情報はこちら

項目評価内容
練習環境★★★★★専用グラウンド
練習頻度★★★★★土日祝日
選手・チームレベル★★★★★県上位レベル
選手数★★★★★3年生18名.2年生16名.1年生14名
通いやすさ★★★★★自宅から約15分
父親負担★★★☆☆グラウンド整備、マシンボール補充
母親負担★★★☆☆試合時アナウンス、指導者お茶・弁当用意、見守り当番
高校進学★★★★★県内、県外実績あり
トイレ★★★★★隣接施設の水洗トイレ

Sボーイズは、なんといっても家から近い。

車で15分程度。

候補にしていたチームの中では、圧倒的に通いやすいチームでした。

「中学生になったら、ここに自転車で通わせてもいいな」

なんてことも考えていました。

せっかく中学生になるんだから、練習場まで自転車で通わせるのも鍛錬になる。

もちろん荷物は車で運ぶし、雨の日などは送迎するとしても、基本的には自分で通う。

そんなイメージまでできていました。

さらに魅力だったのが、高校への進学実績。

息子が行きたいと言っている高校への進学実績もあり、その他の県内の強豪校にも選手を送り出している。

「K高校で野球をやりたい」

という息子の希望を考えても、かなり条件が合っています。

正直、この時点では、

「もう、硬式やるならここで決定!」

くらいに思っていました。

今回も、前回のHボーイズと同じく、団で体験に参加しました。

参加者は約30人

グラウンドに行ってみると、思っていた以上にたくさんの子どもたちがいました。

他の学童野球チームからも体験に来ています。

地元のチームの子たちはもちろん、県外の強豪チームから参加している子もいました。

全部で30人くらい。

「やっぱり人気のあるチームなんだな」

というのが第一印象でした。

あと、もう一つ

「みんな動き(チーム選び)がはやいな」

これだけの人数が集まるということは、それだけ選ばれているチームということ。

息子も、その中に混ざって体験させてもらいました。

体験はキャッチボール、バッティング、ノック

体験の内容は、前回のHボーイズと同じような感じ。

キャッチボールをして、バッティングをして、ノックを受ける。

いろいろな練習を体験させてもらいました。

ただ、今回のHボーイズとの大きな違いがありました。

通常練習を見ることができたこと。

体験会用に用意された練習ではなく、普段の選手たちがどんな練習をしているのかを見ることができました。

これはチーム選びをするうえで、かなり参考になりました。

やっぱりレベルが高い

ノックが始まると、すぐに分かりました。

選手のレベルが高い。

強度の高いノックを、選手たちが次々とさばいていきます。

グラブさばき。

打球への初動。

捕球してからのスローイング。

一つ一つの動きが速い。

「やっぱりボーイズって、こういう感じなんだな」

と思いました。

小学生の野球とは明らかに違います。

中学生になると、こんなスピードで野球をするんだ。

息子もここで3年間やれば、かなり鍛えられるんじゃないか。

そう思いながら見ていました。

ここまでは、かなり好印象。

むしろ、

「やっぱりここでいいんじゃない?」

という気持ちが強くなっていました。

ところが――。

ん?

ノックが進んでいくと、少し気になる場面がありました。

ピッチャーへのノック。

強い打球がピッチャーに向かって飛んでいきました。

そして、その打球が肩に当たりました。

選手はその場にうずくまっています。

見ているこちらとしても、

「大丈夫か?」

と思うような場面。

ところが、ノッカーから出た言葉は、

「どうするんや!出るんか!」

という感じ。

厳しい。

厳しい練習をすること自体は、もちろん理解できます。

野球なので、速い打球を処理しなければいけない。

試合になれば、強い打球は飛んできます。

だから、練習で厳しい打球を受けることにも意味がある。

でも、

「これは我が家として許容できる指導なのかな?」

という疑問が、頭に残りました。

結局、その選手は練習を続けていました。

さらに気になった「ブロック!」

その後、外野からバックホームの練習になりました。

外野からの送球を捕手が受けて、走者をホームでアウトにする練習です。

そこで、指導者から捕手に、

「ブロック!」

という声が飛びました。

これも、自分には少し引っかかりました。

現在の野球では、ホーム上の衝突を避けるためのルールがあります。

捕手が走路をふさいで走者の進路を妨げるようなプレーは認められていません。

もちろん、実際のプレーでは送球を捕ってタッチする必要がありますし、捕手としてホームを守ることも必要です。

ただ、

「ブロックしろ」

という昔ながらの感覚に、

「今の野球でも、こういう指導なんだ……」

と感じてしまいました。

常々子供には、正々堂々と

指導してきた私としては

強い。でも、我が家には合わないかもしれない

ここで難しいのが、

チームとして悪いと言いたいわけではない

ということです。

選手たちのレベルは高かった。

練習も厳しい。

高校への進学実績もある。

家からも近い。

息子が目指している高校へのルートもある。

条件だけを並べれば、かなり魅力的なチームです。

ただ、実際の練習を見て、

「この指導方針の中で3年間やらせたいか?」

と考えたとき、少し迷いが出てきました。

いわゆる、

「昭和スタイル」

とでも言えばいいのでしょうか。

厳しさの中で鍛える。

それはそれで一つの指導方法だと思います。

でも、我が家が息子に求めている野球とは、少し違うのかもしれない。

そんなモヤモヤを抱えたまま、体験は終了しました。

そして、決定的な出来事が……

とはいえ、この時点ではまだSボーイズを候補から外したわけではありません。

「ちょっと気になるところはあったけど、やっぱり近いし、実績もあるし……」

そんな感じでした。

ところが、体験から数日後。

ある話が耳に入ってきました。

以前から団運営、人間関係でもめてた保護者。

その保護者の子どもが、

Sボーイズへの入団を希望しているらしい。

……。

……。

……。

「Sボーイズはやめよう」

ここで、我が家の中ではほぼ即決となりました。

指導方針について感じていたモヤモヤ。

そして、親同士の人間関係。

中学の3年間を野球だけに集中できる環境を考えたとき、そこまでして選ぶ必要はない。

そう判断しました。

こうして、かなり本命だったSボーイズが候補から消えました。

家から近い。

高校への進学実績もある。

チームのレベルも高い。

条件だけなら申し分ない。

それでも、実際に体験してみると「ここじゃない」と感じる。

チーム選びって、スペックだけでは決まらない。

これを、この時点で初めて実感しました。

そして我が家の中学野球チーム探しは、振り出しに戻ります。

まだ7月。

ここから、さらに別のチームを探していくことになります。

「近くて強いところ」という最初の考えから、少しずつ我が家のチーム選びの基準そのものが変わっていくのでした。

そして、まだ7月と思っていた私を追い詰める出来事が・・・

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